2025.7 技能講習会レポート
四点付き拝敷 板入れ手縫い新畳の製作に挑戦
2025年7月、弊社所属の組合にて技能講習会・向上訓練が開催されました。今回の講習では、「四天付き拝敷(はいしき)」と、伝統的な「板入れ」技法を用いた手縫い新畳の工程を学ぶことが目的です。
■ 講習の目的と意義
拝敷とは、神事や仏事などに用いられる格式高い畳で、格式や作法に沿って設計・施工される特別な畳です。今回製作した「四天付き拝敷」は、角の四か所に文様入りの縁(へり)を付ける技法で、仕上がりの美しさと精密さが求められます。


■ 主な講習内容
畳床への板入れ作業
まずは畳床に「板」を縫い付け、糸を締め角の出る畳の下準備の工程から始まりました
天然わら床を使用し、専用の道具で慎重に調整しながら板を縫い付けます。
道具の使い方
包丁や、針など、道具を使用する体の姿勢や目線、参加者はそれぞれの用途や扱い方を実際に触れながら学びました。
畳表の縫い付け
表素材には天然い草を使用し、針と糸を使って手縫いで丁寧に仕上げていきました。
均等な張りと曲がらない直線が重要で、職人の技術が問われる場面でもあります。

四天付縁の付け
紋縁を四隅に正確に配置し、美しく仕上げる工程も見どころです。
細かな測定と仮置きの確認を繰り返しながら、全員で力を合わせて仕上げていきました。

■ 参加者の声
参加者からは「手縫いの技法の奥深さを実感できた」「今後の仕事にすぐに活かせる内容だった」といった感想が多く寄せられました。
熟練の講師陣による指導のもと、実技と理論の両面から学ぶ貴重な機会となりました。
■ まとめ
伝統技術の継承と次世代への育成や技能向上を目的とした今回の講習会。
普段の施工とは一線を画す「拝敷」の製作を通じて、畳の奥深さと手仕事の魅力を改めて体感できる貴重な体験となりました。